アスペルギルス抗原とカンジダ抗原はゾシン使用中で偽陽性になる?

Mycoses. 2018 Dec;61(12):931-937. doi: 10.1111/myc.12841. Epub 2018 Sep 23.

In vitro detection of Candida and Aspergillus antigen in parenteral nutrition and fixed combinations of piperacillin-tazobactam.

外勤先で時間があったので読んでみた.
大学じゃないので,Figureとかは入手できなかった.
Pub-Medのみ.(元論文は読んでない.)
更新していくことが大事だと考えているのでマークダウンで書く練習を含めて更新

M-WEBは結構快適.もし,ブロガーがいたらおっすうめです!

Clinical question

β-Dがガーゼなどで偽陽性になることはよくしられているが
アスペルギルス抗原とカンジダ抗原には
偽陽性となることがあるんだろうか.

Key point

TAZ/PIPCおよび経静脈栄養時(中心静脈栄養を含む)において,アスペルギルス抗原が偽陽性になる可能性は低い.

つまり,アスペルギルス抗原はゾシンとTPN投与時にアスペルギルス抗原が陽性になった場合は偽陽性と考えずに治療にうつる(いつも通り)

カンジダ抗原に関しては
微量元素サプリメント(Abstractには記載がなかったので,後で調べてみよう.)ち脂溶性ビタミン製剤( a fat‐soluble vitamin preparation),そしてTAZ/PIPC(ゾシン)でカンジダ抗原が検出された.


カンジダ抗原はTAZ/PIPC(ゾシン®︎),TPNで偽陽性になる可能性がある.

 

Abstract

背景

アスペルギルス抗原(Asp-AG)とカンジダ抗原(Ca-Ag)は造血幹細胞移植などで侵襲性真菌症(IFI)のリスクが高い時に測定される.
栄養補給が必要な場合には非経口栄養(つまり静脈栄養:PN)が適応される.
または,発熱性好中球減少症(febrile neutropenia)時にはpiperacillin-tazobactam(TZP:ゾシン®︎)が開始される.

目的

この研究の目的は、PNとTZPの間の薬物 – 実験室相互作用、および血清の特異性に影響を及ぼし、IFIの誤った仮定を導く可能性がある両方のイムノアッセイを調査すること.

つまり,Asp-AGとCa-Agを測定する際に静脈栄養およびTAZ/PIPCによって偽陽性がおこることがあるかということを調べた.

方法

TZPおよびPNのバッチをインビトロで両方のアッセイで試験した。合計で、83バッチの380サンプルを分析した.

結果

検査した製剤はいずれもAsp-AGアッセイで陽性と判定されなかった.
測定可能な量のCa-AGが、脂質エマルジョン、2種類の微量元素サプリメント、脂溶性ビタミン製剤、およびすべてのテスト済みのTZPで検出された.

まとめ

TZPとPNによるAsp-AGアッセイの誤った陽性は起こらないと我々は結論する.
一部の製剤では、Ca-AGアッセイとの交差反応が検出されている.
Ca-AG陽性のin vivoでの関連性は、希釈の影響を考慮したさらなる研究で検討する必要がある.
医師は、偽陽性の結果を招く可能性があるCa-AGアッセイとの交差反応の可能性に注意する必要がある.

Table and Figure

原文

Summary
Background

Screening for Aspergillus (Asp‐AG) and Candida antigen (Ca‐AG) with immunoassays is established for stem cell recipients at high risk for invasive fungal infections (IFI). While parenteral nutrition (PN) will be applied in case of complications leading to insufficient alimentation, piperacillin‐tazobactam (TZP) is started at the onset of febrile neutropenia.

Objectives

The aim of this study was to investigate drug‐laboratory interactions between PN and TZP and both immunoassays which could affect the specificity of the assays and lead to the false assumption of an IFI.

Methods

Batches of TZP and PN were tested with both assays in vitro. In total, 380 samples of 83 batches were analysed.

Results

None of the examined preparations were tested positive with Asp‐AG assay. Measurable amounts of Ca‐AG were detected in a lipid emulsion, two different trace element supplements, a fat‐soluble vitamin preparation and all tested brands of TZP.

Conclusions

We conclude that false positivity of Asp‐AG assay due to TZP and PN does not occur. Cross reactions with Ca‐AG assay have been detected in some preparations. The in vivo relevance of Ca‐AG positivity has to be reviewed in further studies considering an effect of dilution. Physicians should be aware of a possible cross reaction with Ca‐AG assays which could lead to false‐positive results.

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