悪性リンパ腫病期分類Lugano分類(2014改訂まとめ)

●リンパ腫のステージングまとめ

論文

J Clin Oncol. 2014 Sep 20;32(27):3059-68.

Clinical question

AnnArborとLuganoを併用して書いているけど,そういえばLuganoで何が変わったのかよく知らないから原著論文読んでみた.

Key point

① FDG-avid lymphomaに対してPET-CTを病期診断に用いることが強く推奨された.FDG-avid lymphoma以外の病理組織においては,従来と同様に造影CTが推奨されている.さらに腫瘍径の測定および放射線治療計画などにおいても造影CTが推奨された.

②bulky病変「X」の表記は行わず,Hodkinリンパ腫および非Hodgkinリンパ腫ともに最大腫瘍径を記録する.最大腫瘍径の測定にはすべてCTを用いて,胸部単純X線による評価は行わない.

③ 脾臓および肝臓への浸潤の評価はいずれもPET/CTでおこなう.
脾臓に関してはどの程度の脾腫からリンパ腫を疑うかは合意には達しなかった.13 cmをカットオフとすることが推奨はされた.
肝臓に関してはCTスキャンによる大きさは肝臓腫大があってもリンパ腫による影響といえるわけではない.

④ Hodgkinリンパ腫において,PET-CTを施行していれば骨髄生検は行う必要はない.
DLBCLにおいて,PET-CTにより骨・骨髄にFDGの有意な集積を認める場合には,骨髄浸潤ありと判断し,骨髄生検を行う必要はない.一方で骨・骨髄にFDGの優位な集積を認めてないDLBCLおよびmその他の病理組織型では骨髄生検は従来通り必要である.

⑤ 腫瘍に関連する全身症状の有無による「A症状」「B症状」の記載はHodgkinリンパ腫のみでおこなう.

論文の要約

●リンパ腫のステージングまとめ
今まではAnnArbir分類が用いられてきた.(1971年からずっと)
2011年に開催された第11回ICMLのワークショップから病期診断および治療効果判定基準の改定に関する議論が開始され,
2013年の第12回ICMLにおいて合意が形成された.
主な変更点をまとめる
① FDG-avid lymphomaに対してPET-CTを病期診断に用いることが強く推奨された.FDG-avid lymphoma以外の病理組織においては,従来と同様に造影CTが推奨されている.さらに腫瘍径の測定および放射線治療計画などにおいても造影CTが推奨された.

②bulky病変「X」の表記は行わず,Hodkinリンパ腫および非Hodgkinリンパ腫ともに最大腫瘍径を記録する.最大腫瘍径の測定にはすべてCTを用いて,胸部単純X線による評価は行わない.

③ 脾臓および肝臓への浸潤の評価はいずれもPET/CTでおこなう.
脾臓に関してはどの程度の脾腫からリンパ腫を疑うかは合意には達しなかった.13 cmをカットオフとすることが推奨はされた.
肝臓に関してはCTスキャンによる大きさは肝臓腫大があってもリンパ腫による影響といえるわけではない.

④ Hodgkinリンパ腫において,PET-CTを施行していれば骨髄生検は行う必要はない.
DLBCLにおいて,PET-CTにより骨・骨髄にFDGの有意な集積を認める場合には,骨髄浸潤ありと判断し,骨髄生検を行う必要はない.一方で骨・骨髄にFDGの優位な集積を認めてないDLBCLおよびmその他の病理組織型では骨髄生検は従来通り必要である.

⑤ 腫瘍に関連する全身症状の有無による「A症状」「B症状」の記載はHodgkinリンパ腫のみでおこなう.

【病期についてLugano分類】
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原文

Summary
Excisional biopsy is preferred for diagnosis, although core-needle biopsy may suffice when not feasible.
Clinical evaluation includes careful history, relevant laboratory tests, and recording of disease-related symptoms.
PET-CT is the standard for FDG-avid lymphomas, whereas CT is indicated for nonavid histologies.
A modified Ann Arbor staging system is recommended; how- ever, patients are treated according to prognostic and risk factors.
Suffixes A and B are only required for HL.
The designation X for bulky disease is no longer necessary; in- stead, a recording of the largest tumor diameter is required.
If a PET-CT is performed, a BMB is no longer indicated for HL; a BMB is only needed for DLBCL if the PET is negative and identifying a discordant histology is important for patient management.

Table and Figure

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